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HDLコレステロールは細胞内の余分なコレステロールを取り除き、肝臓に運搬し胆汁酸に異化する働きをするわけですから、HDLコレステロールが高いとどうなるかというとHDLコレステロールは動脈硬化の予防に役立つということです。従来からHDLコレステロールが高ければ高いほどいい、長生きをすると考えられていて、「長寿症候群」などと呼ばれてきました。では、HDLコレステロールが高いとそれだけで動脈硬化にならずにすむのでしょうか?そうではないようです。HDLコレステロールが高い人でも動脈硬化になることが分かり、HDLコレステロールが高いといいとはいえない場合があるという見解が出てきています。しかし、LDLコレステロールが低く、HDLコレステロールが高い方が身体にはいいことは分かっており、大切なのはそのバランスだといわれています。
では、HDLコレステロールが高いとどうなるのでしょう?HDLコレステロールがとても高い場合(100mg/dlを越えるくらい)コレステロールエステル転送蛋白欠損症に起因するものがあるといわれています。コレステロールエステル転送蛋白欠損症になるとどうなるかというと動脈硬化症、特に心筋梗塞や狭心症を引き起こします。HDLコレステロールが高くなるとどうなるかというと、HDLがコレステロールを処理できず、HDLコレステロールが溜まってしまう状態になり、それが動脈硬化を起こす可能性があるということです。ただし、HDLコレステロールの数値が高いとしても、他の心血管危険因子がなく、動脈硬化症の疑いがなければ過剰に心配する必要はないとされています。
HDLコレステロールは運動により高くなるといわれています。マラソン、ウォーキング、水泳などの有酸素運動をするとどうなるかというと、全身の血行を良くし、中性脂肪を分解しHDLコレステロールを高くします。1日20分以上の運動を毎日すると、効果があるようです。無理のない範囲で行いましょう。また、女性ホルモンが増加するとHDLコレステロールが高くなります。また、胆石や胆管炎などにより胆道がつまってしまうとどうなるかというと、胆汁が溜まり、コレステロールが増加します。そうするとHDLコレステロールも高くなるのです。
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